【山日誌】      
 山名・ 山域 座佐の高(429.0) (三重・南伊勢町) 
 座佐の浜
日時・人数  2012年01月29日(日)・単独
交通・駐車地・
登山口等
伊勢市から県道伊勢南島線・国道260号線を走る。棚橋トンネルを過ぎたところで左折れ南伊勢町新桑寵(さらくわがま)へ堤防下広場に車を留める。近くに登山口の標識が立つ。伊勢から1時間余
コース・タイム 
駐車地(8:30)〜登山口(9:25)〜タマゴ浜(10:00)〜分岐()〜座佐浜口()
〜座佐浜奥・昼食()〜展望地()〜座佐の高()〜芦浜峠()〜新桑寵・駐車地()
総タイム
距離   沿面  キロ  累積標高+−m
音楽 「浜辺の歌」賠償千恵子

 【軌跡図山旅改訂40000図  

【足跡】
<座佐浜周回ルート探索>
 山友から姫越山の案内を頼まれていたので、下見を兼ね周辺を探索する。
 前回は、2011年12月18日に実施したが、時間切れで座佐浜へ行けなかったので、
 今回の目的は、座佐浜周回ルートの探索である。
 
 前回、座佐浜へ降りるポイントは、既に確認済みである。
 浜へ降りてから「座佐の高・南尾根」へ登るポイントは分からなかったが、ロッジさらくわ(新桑寵)で聞いてきたので、現地へ来たら直ぐ分かった。
 冷たい海風をさけ、南池に太陽があたる砂地で昼食をとる。
 リュックを開けたら貴重品を入れた小物袋がないことが判明した。
 浜で遊び過ぎた。急いで昼食をとり、探しにいくことにした。
 
 今までに休憩したところは二か所である。そこまで戻ることにした。
 急がねばとのあせりからペースを狂わせた。
 ここまで来るまでの登り返しがきつくて体力を消耗した。
 古稀の老兵、もう粘りがなくなった。
 薄月池の見える場所に忘れ物はあった。

 再び、座佐の浜へ向かった。
 途中、時計を見たら14時30分。
 待てよ!!
 ロッジさらくわで猟師に聞いた話を思い出した。
 座佐の高・南尾根へ登る時間である。
 健脚なら座佐の高まで2時間余りといっていたので、帰りの時間を計算した。
 今から座佐浜へ降り厳しそうな南尾根を登り佐座の高へ(鈍足では3時間程度)17時30分。
 駐車地へ戻る時間は19時頃になると計算した。

 帰りは、夜道を歩かなければならぬ。
 ある程度の収穫もあったのでバックすることにした。

 再び分岐まで戻り座佐の高から芦浜道を歩いて新桑寵へ戻った。
 本日、誰にも会わなかったが新桑寵で中年グループ(7−8人)が下山してきた。
 玉城町から来た。
 姫越山に登った帰りと聞いた。

 <探索を終えて>
 姫越山・座佐の高周辺を2回にわたり探索しました。
 未知なる知識で多少戸惑いましたが、
 予期せぬ出会や失敗など楽しくも苦しくもありました。
 ガイド本にはない、何か新鮮さを得られました。

 新桑寵から登る「姫越山、座佐の高」低山といってもそう甘くはありません。
 それなりの準備と知識を持って行動しないと厳しいかと思います。

 ホームページにも載せましたが完全なものではありません。
 更なる学習をして、本番に備えたいと思います。

 芦浜と座佐の浜の雰囲気は、海の上高地です。
 伊勢志摩国立公園最後の秘境の地と思います。
 今までは、北の方に向かっていましたか゜、これからは南の山にも行きたいと思います。

【新桑寵小公園】
 ●8時30分。ー新桑寵小公園
 棚橋トンネルを過ぎると直ぐ左側に、新桑寵小公園がある。
 ここから、座佐の高から姫越山の眺めは素晴らしい。
 尾根が新桑寵神社まで伸びているので、「つ」という字の容をしている。
 前景に古和浦があるので夕陽をバックに撮影して見たい。

 公園内の真ん中に魚を直売していた。公が経営しているような感じがする。
 朝とれた魚を漁師が店の中に運んでいた。
 帰りに再びよったが4時すぎなのに店は閉まっていて買いそびれた。

上の左
棚橋トンネル。

上の右、
有地山か。

左、小公園から見た姫越山から座佐の高へ

 猟師】
●8時45分→新桑寵へ入る。
 小公園から400mほど先、棚橋川に架かる橋を渡ると直ぐ左の広場に軽トラに猟犬が8匹と漁師が5人誰かを待っているようだ。一寸気になったので車を降りて聞いてみた。
 座佐の高方面で猟はしないが、熊がいるので気を付けてとーー
 まさか、熊がいるなんてとても信じられん。
 でも地元のプロの人がいうことなので、一応鈴を付けて行くことにした。
 山中、糞をいくつも見つけた。熊か猿か猪か分からない。
 分かるのは、鈴鹿で毎度見ている鹿のみ。
 1箇所、大糞を見つけたが熊とは思えない。猪だろうと勝手に想像した。

 神社手前の広場に車を留め登山の準備していると、
 老婆が近づいて来て話しかけてきた。
 今から山に登るんか。
 今は鉄砲打ちがが入るので気をつけなされと云われた。
 リュックを背負って登山口へ向かって歩いて行くと、あそこに留めてあるパジェロは鉄砲もって行ったと別の老人がいう。 

 【登山口】
 ロッジさらくわから50mほど先に海水路あり。
 海水路の前にある登山口の看板(下左)を見ると、
 真新しい南伊勢町の「猟銃期間中」との警告板が立っていた
 鉛筆で休日には入るなとの落書きあり。

 隣に「ロッジさらくわ」の看板あり。
 「南伊勢町の山歩きマップをお持ちでない方に、「ロッジさらくわ」で差し上げます」
 との説明書きがあったので、バックして貰いにいくことにした。

 <登山口は海水路をわたる>
 海水路の向こうにもテープと標識あり(下段のたまご浜への標識参照)。
 海水路は、上と下に水はるがこの排水管付近には水はないので登山靴でも渡れます。
 一寸分かりにくいですが、
 要は、排水管(下右の写真)が目印です。この上から降りる。

【ロッジさらくわ】
●8時55分〜9時20分→ロッジさらくわ
  ロッジに入ると、3人の客。一見猟師らしい人が、魚の薫製を食べていた。
  オーナは、留守のようであった。
 座佐の浜へ行くのでマップを頂けないかと云ったら、机の上にあった「山歩きガイドマップ」と「お宝を探せと」のマップを貰った
 お前さんも食べていけよと黒い魚の薫製を頂きながら暫く話を聞かせてもらった。
 魚の薫製の名は、確か「カマがしら」とか?。酒の肴に良い。ロッジに魚の工房がありここの特製と聞いた。
@今の時期は、猪狩りで猟師が来ている。
 周辺の広場にに駐車している車があれば猟師がいる  ものと思ってよい。
A座佐の高南尾根ルートの情報を聞く。
 尾根への登り口は、座佐浜南池の東にテープが巻いてある。崖もあるし山慣れた人でないと危ねぇ。
 お前さん単独で行くんかねえ。ええーーキツイゾ。
 健脚なら2時間余りで座佐の高へ登れると思うがー。
B山歩きマップのほか新桑寵に眠るお宝を探せというマ ップを貰う。
 お宝探せのパンフを読むと、
 南伊勢町観光協会が企画したもので三ツのキーワドから推理した言葉を書いて投稿する。締め切りは1月31日なのでまだ間に合う。正解者は、南伊勢オリジナル商品が貰えると書いてあった。

【タマゴ浜への標識と動物の糞】
 上左、排水管の前にある標識。上右、分岐。
タマゴ浜へ降りて行く道で座佐浜まで2.3kです。アップダウンのある道。
山道で見た動物が遺した落し物。(下)

【タマゴ浜】

船のエンジンでしょうか。置き去りにされていた。奥には養殖イカダが見えます。青く見えたのでのりと思われます。
 
 浜には、ゴミも打ち上げられ写真のイメージとはちと違います。
  波は静か。
 パンフに石ころのタマゴ浜とあり。砂浜ではなく石コロの海岸です。元は、山地で海水が後退して今のような浜になったのでしょうか。
 タマゴとは、手前と奥の入江の地形から呼ばれているのでしょうか。浜に来ると道が分かりにくい。地図を見ながら谷へ行くのか尾根にのるのか。テープを頼りに進む。
 

【最初に見えた対岸の景色。】

【対岸の薄月池が見える。】

 休憩に絶好の地。
 前を伐採してあるので薄月池の展望が良い。
 
 お宝箱が置かれていた。
 忘れ物をしたので、ここまでバックする。
 

【上記の場所にお宝箱あり】

【座佐浜と座佐の高分岐】

【座佐浜入り口】
 お宝ら箱を三つ見つけたが、締め切り日が本日なので公開は二つにとどめておきます。

「みえしまてんぼうだい」
 「ハートがた」これだけヒントがあれば、もう分かっちゃいますね。

 【ここにもお宝箱あり】

【座佐浜・北】
座佐浜は、内海になるので、芦浜に比べると迫力は乏しい。

 芦浜を動とするなら座佐浜は静です。

 景観は、似たようなものです。
 

【座佐浜・北】

【座佐浜・熊野灘】
 海跡湖の座佐池と海との間にある砂浜は広い。遠い昔は繋がっていたかと思うと砂丘ができ海が後退したのでしょうか。
 ちなみに、砂浜に立ちGPSで標高を確認したら−10mを差していました。まぁ正確ではありませんが、マイナスには変わりません。この砂地も完全に海ということです。

【座佐浜、海跡湖の北池】
 背景は、座佐の高。

 海跡湖から眺める景観は、芦浜と良く似てます。

 
 
 

【座佐浜、海跡湖の南池】
 背景は、座佐の高南尾根。

 全体の雰囲気は、断然芦浜が良いですね。外海と内海の違いでしょうか。

 先に芦浜を見なかったら
絶対に佐座の浜は、素晴らしいということになると思います。

【座佐の高付近から見た座佐浜】

【座佐の高】
 
前回(2011年12月18日)に登った時は、紙に書かれた山頂名がビニール袋の中にあった。それ以外は何もなかった。

 今は、三つも標識がある。
 日付を見たら今年の一月となっていた。
 これで座佐の高が認知された。

【芦浜峠】
左、新桑寵へ
右、芦浜へ

手前は、姫越山へ登る道です。

 中電の管理地なのでしょうか。「立入りご遠慮願いたい」との看板があります。

 この尾根は快適に歩けます。
 

【芦浜道】
 つづら折れの道。踏み跡は、やや薄いところもあるが歩き良い。
 

2011.12.18姫越山・芦浜 ・座佐の高