山行日誌  
三角点は雪に埋もれる
日時・天候 2011年5月9日(月)
山名 横山岳(1131.7メートル) 
地域 余呉トレイル(滋賀県)
コースタイム
並東バス停(7:30)〜林道登山口(7:50)〜P373(8:05)〜ケヤキ広場(8:50)〜P630付近で休憩(9:10-20)〜天狗の森(10:20〜35)〜-横山西峰で昼食(11:20-12:00)〜横山三角点12:12-12:25)〜望横展望台(13:03-13:15)〜鳥越峠(13:40-50)〜墓谷分岐(14:05)〜小市川で休憩(14:57-15:10)〜管並東バス停(15:30)
総タイム8時間00分
距離・標高  距離9.5km /累積標高(+1254m−1198m)

軌跡・山旅25000図縮小なし】

鳥瞰図行市山上空1666メートルから撮

足跡
<初めに>
 関西「花の名山ベスト3」と噂の高い余呉・横山岳の案内が「新ハイ関西・初夏の山」に掲載された。
 2月、余呉トレイルの妙理山に登って以来この山がとても気になっていた。
 初夏に春の息吹きがする湖北の奥山である。雪が消えるのが遅い。
 横山岳の白谷ルートは、残雪で花を楽しむのも容易でないとある。
 横山岳西尾根は、余呉トレイルクラブにより新しく整備された登山道であり、花の時期に歩くことができる貴重なコースとある。だが、標高差が1000メートル近くあり、高低差もきついことから、花を愛でながら登るとなると時間的な余裕が必要とのこと。
 ベストコースとしては、管並を早立し花の西尾根を登り横山岳へ。
 下りは、これまた花の多い三高尾根から鳥越、小市谷から管並へ戻る。贅沢なコース選択だ。これを読んで参加を決断した。

<登山録>
 早立ちなので参加者は、ウッディパル余呉に前日泊まる。
 翌朝、ウッディパルのマイクロ送迎バスで東管並バス停まに来る。
 軽い準備体操をおえ東管並バス停を7時30分出発する。
 壇上リーダのもと14名の参加である。
 西峰まで6つのコブを超えて行くと説明があったが、急登の連続だった。
 花を愛でなから登るので疲れを知らない子供のように夢中にさせられた。
 村道の外れに、滋賀県指定自然記念物の幹周り8.2メートル立派なケヤキを見る。
 林道に入って間もなくに横山岳登山口と書いた個性的な標識あり、字が消えつつあり見落としやすい。
 林道をショートカットしてヤブっぽい道を登って林道に出ると林道横山岳線の登山口にくる。ここが従来の登山口のようだ。
 いきなりの急登が始まる。ここはイカリソウが多い。
 ケヤキ広場から展望台を経て再び急な尾根を登ると林床一面にカタクリ現れ、足の踏み場もないほど壮観な眺めだ。さらに次の急坂を越えて天狗の森が近くになるとイワウチワの大群生だ。平地になったところなので中に入りたくなるのを我慢して登山道から眺める。
 名前を聞いても直ぐ忘れてしまった花も多々あった。

 石灰岩露頭の岩場周辺には、ヒトリシズカなど様々な花が咲いていた。
 この岩場、1箇所危険なところがあり慎重に上がる。
 ここを過ぎると、立派なブナ林に入ると傾斜も緩やかになり西峰に到着する。山頂を示すものがないカヤトの中にある。北尾根へ僅かいったとろに展望地があった。
 上谷山、左千方、三国山、能郷白山など良く見えた。
 左千方という名は、魅力的。しかも鋭鋒で登高欲をそそる山でした。
 西峰に戻り食事タイムをとる。
 横山岳へは、残雪がある稜線を行く。
 三角点も雪に埋まり確認できず。
 15分ほどいたが、太陽がサンサンと辺り温かい。

 下山は、三高尾根コースをとる。
 テッペンから、凄い急降下だ。
 下の方から、中高年夫婦とすれ違う。登山中、初めて会ったのがこの人たちーー。
 かなり喘いでいたが、まだまだ元気そうだ。
 女の人から話しかけられた。
 この尾根には、イワウチワやイカリソウなど沢山花が咲いていたが「西尾根は如何でしたか」と尋ねられる。
 延々と続く固定ロープに掴まりながら急降下する。
 急な尾根にブナ林が見られる。道端には、カタクリ・イワウチワの群落が続く。
 望横展望台は、休憩には絶好地。
 U字形をした木はお座り下さいとばかりのベンチ風になっている。前は、東峰の稜線がはばかる。五銚子の滝も見えた。
  望横展望台を過ぎると固定ロープのある急降下が続く、鞍部の鳥越に来て休憩をとる。
 5分ほどでコエチ谷分岐到着。少し先で墓谷山分岐を小市谷へとる。
 巻き道から杉林の尾根を下って谷へ降りる。
 棚田跡の杉林のなかを谷道は続く。何度か渡渉して林道に出て管並に戻る。

<最後に>
 
イワウチワ・イカリソウ・カタクリの大群落今までにも見たことがない花の多さに感動した。雪に閉ざされジット耐えやっと太陽にあたり咲く花たちはとても可愛いい。

ウッディパル余呉に前泊
左、
ウッディパル余呉

胡桃谷の名水

名水に立ち寄り水筒に入れる。

管並東バス停から出発

高時橋袂で準備体操を行う。
左、
県指定自然記念物のケヤキ。

幹回り8.2m
樹高25m
樹齢
推定700年

【横山岳登山口】
 林道道端に頼りそうな登山口の標識が建っている。

【林道をショートカット】
 林道に出ると集落が見えた。

373.0三角点標石付近

一寸分かりにくいところにあり。
 三角点を過ぎると新緑とヤブツバキを掻き分ける。

ケヤキ広場
左、
標高545mと書かれた所が、ケヤキ広場。
 樹齢は、書いてありません。


下、
ケヤキの森をを過ぎると北西尾根が見えた。

【荒れた道に花が現れた



天狗の森
ワウチワ・カタクリ・イカリソウなど足の踏み場もないほど沢山咲いていた。
壇上リーダから登山道から踏みだ
して撮影してはいけない。
寝そべって撮るのもダメ。マナーを守れと注意が飛ぶ。

石灰岩の岩場

手を持ち替えてとーー(岩登りの指導は壇上リーダ)

余呉トレイルの整備も兼ねて

西峰の展望地から撮る

昼食

【東峰】

横山岳山頂。二等三角点は雪に埋もれていた

【復路】

【】

【望横ベンチ】

木のコブ。自然のベンチになっている。
望横ベンチからの眺め

ブナの新緑
ブナの新緑、見事な景観だった。

【鳥越峠】

急坂を下降してきた。

【墓谷山分岐】
 墓谷山分岐から間もなく縦走したてきた西尾根と三高尾根が見えた

【小市川渡渉】
 小市川に出て最後の休憩。この後、大木が折れるハプニング川へドンブリコ

【管並に無事下山】

無事、管並集落へ戻ってきた。
お迎えのバスが待っています

【山で見た花彩々】

【カタクリ】
登山道は花の道。数が多いのに吃驚。
下り道。

【カタクリ】
登山道は、花の道。
下り道。

【イワウチワ】

【】

【】

花の撮影に夢中です 気持は分かるが寝て撮るのはマナー違反です。

【】