【国土地理院25000図・軌跡ログ |
【山記録】 | |
日時・天候 | 2020年04月日10日(日)/晴 |
山名 | 横輪桜と鷲嶺(546m) |
山域(整理区分) | 伊勢市(整理区分・伊勢近辺) |
コース・タイム |
矢持町菖蒲久昌寺(09:35)~竜ケ峠(10:50-11:00)~平石(11:43)~鷲嶺(12:12-13:00) ~平石(13:43)~水穴尾根分岐(14:17)-ルート間違いバック-水穴尾根分岐(14:50)~平石(15:15-20)~竜ケ峠(15:55-16:00)~矢持町菖蒲久昌寺(16:50) ●総タイム7時間15分。 (但し、ルート間違い(平石~水穴分岐間往復)によるロスタイム92分あり。 |
距離/累積高低差 | |
人数/登山レペル | 単独/中級 |
【足跡】 |
<横輪桜> 横輪桜は、直径5~7cmの大輪で花びらの淵の濃いピンク色が特色。 花びらは初めに1輪につき5枚だが、年を経るごとに増える。10枚以上が重なり、八重桜のような美しさを見せる。 桂林寺の住職が桜の苗木を外から持ち帰ったのが横輪桜の始まりむとされているが、詳しい苗木の入荷場所は分かっていない。江戸後期に住民が寺の苗木を育て町内に点在するようになった。桜の木が増えたのは25年ほど前、住民有志が植樹を始めたのがきっかけ。但し、植樹にはその土地の土壌に影響されるとのこと。(2014.4.8中日新聞記事) 横輪桜はソメイヨシノより1週間ほど遅れて咲くと云われているが、 10日の咲き具合は、見ごろは過ぎ終わりの花だった。 <鷲嶺(しゅうれい> 矢持町菖蒲の久昌寺が登山口。 久昌寺から竜ケ峠までは、紀州方面からお伊勢参りの古道。 近年、河川改修に伴い道が整備された。 竜ケ峠までは、要所要所に案内板が設置されているので歴史を勉強できる楽しいハイキングコースとなった。 竜ケ峠~鷲嶺までは、「一般コース」としてガイドブックに紹介されているが、コース全体は樹林に覆われ暗い。 広い尾根分岐2~3箇所あり間違いやすい。テープはしっかりついているので確認のこと。 初めての人は、経験者と同行すること。 <道を間違いルート変更> 帰路コースは、平石分岐から南尾根を下り鷲嶺水穴経由で久昌寺へ戻る予定であった。 平石から南尾根に入る。 1キロ先、谷へ降りる分岐。 この谷は、踏み跡の薄いゲキ下りのルートである。 このポイントを行き過ぎ次の尾根から入った。 最初は、何となく行けそうだったが間もなく危険な所に出たので無理はせずバックすることにした。。 今回、地図とGPSに軌跡を入力して来なかったことが原因。 数年前、関西ハイクの山仲間をガイドしたルートだが油断した。 |
【横輪桜】 |
上 横輪桜。 見ごろは過ぎていた。 左、 茶店「風輪」。 隣は、桜見の駐車場。 料金、500円。 下、 駐車場前の横輪桜。奥の建物が桂林寺。 |
【登山口の久昌寺】 |
上、 境内に咲く横輪桜は見ごろ。 左、 久昌寺。 建久元年(1190)平知盛創設。壇ノ浦から逃げ当地に隠れ住んでいたとの伝説。 下、 矢持町菖蒲橋鷲嶺の登山口となる。久昌寺の駐車場に駐車させてもらう。周辺の道路脇にも駐車スペースあり。 |
【野面積・平家の里キャンプ村】 |
左、 自然石で出来た野面積。高切間の山頂へと続く。江戸後期、大八車を通行するため造られた。 下、 平家の里キヤンプ村。現在、「平家の里炭焼き・薪クラブ」タレ幕あり。「囲炉裏・薪ストーブのある暮らし」と書かれている。数人が炭焼作業中で煙があがる。 |
【広の口・兵士の炭焼き跡】 |
左、 広の口。 広の谷への分かれ道。一宇郷谷から来たお嫁さん、また、高麗広にいつたお嫁さんの道。今では、荒れ果て通行不能。広の谷は棚田跡が多い。昭和40年頃まで米が作られていたが現在は植林地。 下、 兵士の炭窯跡 |
【峠の登口】 |
左、 峠の登口。 この先、道が狭い。 下、 峠の登口から先の山道。 |
【一宇郷谷ー六ケ谷・休憩場】 |
左、 平家の残党がこの谷に隠れ源氏の兵六人を打ち取ったこから、六ケ谷と呼ばれている。 下、 休憩ベンチ。 標識には、 竜ケ峠0.6km 久昌寺2.4km とあり。 |
【竜ケ峠】 |
上左、 竜ケ峠からの展望。山はP411峰。 上右、 鷲嶺1.8km標識 左、 竜ケ峠東屋。 下、 鷲嶺への道。 |
【竜ケ嶺西峰】 |
竜ケ峰西峰。 竜ケ峠から先は樹林に覆われ暗い。 西峰は、広い尾根でルート外しやすい。テープをしっかり確認のこと。 |
【平石】 |
平石、 樹林の中で暗い。ここは、鷲嶺水穴との分岐。プレイトのある所は、少し高いところにあり。竜ケ峠から来ると分かりにくい |
【神宮境界標識】 |
神宮境界標識。以前にはなかった白い標識(上右)が設置されていた。 |
【P483標識】 |
PP483標識。 平成10年1月いせ愛山会と書かれている。 20年以上も昔の古い標識が健在。 若い頃、自分もこの会にお世話になった。 |
【鷲嶺(しゅうれい)】 |
鷲嶺。 樹林に覆われ暗いが、 本日は、快晴につきこぼれ陽が射す。 昔は、魔の山と云われ登山する人はマニアのみ。今や一般向きとしてガイドブックに紹介されている。 |
【山頂付近から展望岩へ】 |
上、 展望岩。 左、 展望岩から南に見えた山。 八禰宜山方面の峰々。 下、 展望岩から南西に見えた山。 牛草山方面の峰々。 |
【帰路、平石から分岐尾根を行く】 |
中間地点のコブから鷲嶺がみえた。 伊勢市内で二番目に高い山。 小説、吉川英治の宮本武蔵が修行した山でもある。 この山は、深い樹林とゴツゴツした岩に覆われている。登って楽しい山ではない。疲れが残るのみーー修行を感じる山。 |
【カシミールで間違いを検証】 |
上、 平石から南尾根に入る。青い点線の頭から下るのが正規ルート。正規ルートを行き過ぎ2回修正した。何れも滑落しそうなところに出て撤退した。ロープは持たず。 左、 最初、一番奥のコブから下る 下、 次の尾根からチャレンジも失敗。 |