朝熊ケ岳山上公苑
 <山上公苑>
 金剛証寺・奥之院口から東へ約500m先に山上公苑があります。
 地図上では、東朝熊山といわれているところです。
 ここは、伊勢志摩国立公園海の玄関口と云われるだけあって展望が素晴らしい。
 伊勢と鳥羽を結ぶ伊勢志摩スカイラインが走っているので来るまで来る観光客が多いです。
 山頂には、駐車場・山頂広場・売店があります。
 名物の伊勢うどんも売っています。
 ここへ来るたびに食べています。
 
 展望台からは、
 鳥羽湾に浮かぶ答志島・イルカ島・坂手島・菅島のほか伊勢市街も眼下に見えます。
 神島は、伊勢湾の真ん中にぽっかりと浮かんでいます。
 空が澄んだ日には、神島の彼方に富士山も見えます。
 伊勢湾の奥に、四日市方面。鈴鹿の山々も確認できます。
 
 対岸の愛知県伊良湖岬まで20キロ余り、渥美半島から、三河湾まで見えます。
 南に転ずれば志摩半島の御座その向こうには太平洋、熊野灘。
 西には、南勢の山、度会の山、大台の山、大峰へと続きます。 
 伊勢三山(局ケ岳・白猪山・堀坂山)は、朝熊ケ岳の後に隠れて見えません。

 山頂は、広い芝生の広場となっています。
 ここには、天空の赤いポストがあり撮影ポイントとなっています。
 隣には「恋人の聖地」と書かれた石碑が平成28年に建てられました。
 足湯に浸かりながら、沖ゆく船を眺め(運が良ければ富士山も)ながら旅の良い思い出になります。
 
<さんぽ道>
 駐車場から北に一周700メートル-ほどの「散歩道」があります。
 暖帯性の常緑広葉樹林域で、ウバメガシ・ヤブツバキ・アラカシ・ツブラジイ・シロダモ・ソヨゴ・ヤブニッケイ・ヤマモモ・ヒメユズリハ・アセビ等の常緑樹が多い森です。。
 朝熊の名を冠したアサマリンド・アサマツゲも見られます。また、ジングウツツジ・ドウダンササジ・サラサドウダン等の花木も五月に咲きます。
 先端まで足を伸ばす人は少ないですが、この奥の展望がまた素晴らしいです。
 ここからパラグライダーが、飛びたちます。
 山・海・島・街がロマンチックに見えます。
 恋人岬とでも名を告げたいですね。
 この尾根の先からも降りられますが、ヤブ道ながらも、ヘリパークを経由し県道に出られま。

<.神島と潮騒>
 神島は、小説「潮騒」の舞台となった
 「潮騒」の作者三島由紀夫は、日本を憂い市ヶ谷の自衛隊本部で壮烈な最後を遂げました。
 友人の東京都知事石原慎太郎は、彼の文学才能が半途で消えてしまったことがとても残念と語っていました。
 映画「潮騒」は、第1回(1954年)が久保明・青山京子。
 その後、山口百恵なども出演し全部で5作品も造られました。
 吉永小百合が、大女優になったのもこの映画に出演したことがキッカケと云われています。

 入口にある案内標識
上、
 奥の院から来ると伊勢志摩スカイラインの横を通って山上公苑来ると上の標識を見る。

左、
階段付近から見た朝熊ケ岳。


下、
平成26年当時の山上公苑。当時は、レストハウスがありましたが、現在はありません。

 朝熊山展望台
左、
天皇皇后が立ち寄りの記念碑。

下、
伊勢湾に浮かぶ神島。背景は、愛知県伊良湖岬。

 足湯
左、
足湯に浸かりながら、沖ゆく船を眺め(運が良ければ富士山も)ながら旅の良い思い出になります。
下、
足湯から伊勢湾の眺め。

 

 散歩道、
ツツジの木が多い。ヤマボウシが咲いていた。
5月、森には美しい花木が咲く

 散歩道の先端
左、
神島クロアップ。

下、
伊勢湾口が見える絶景。
白い山は、御嶽。

パラグライダ発着場
 このスロープを利用してパラグライダーが飛び立つ。

左、朝熊西峰、中腹金剛証寺奥の院。

右、朝熊ケ岳
山帽子が咲く向こうに伊勢平野広がる。背景、鈴鹿の山並が見える。
 中央付近、尖った山が鎌ケ岳。右に御在所岳

宇治岳道62町