7月14日 晴  6日目→ロイカーバート発/ツエルマット着/ロープウエイでクラインマッターホルン展望台/シュヴアルツゼー駅途中下/北壁展望トレッキング・フーリでロープウエイ乗車/ツェルマット
 <概要>





 今日は、マッターホルン北壁展望トレッキング
 朝9時ホテルロイカーバート出発。バスと列車でツエマルットへ。
 ロープウェイでクラインマッタホルン展望台(3883m)へ。快晴でモンテローザなど大展望を楽しむ。氷河の洞窟見学。
 山頂駅から乗車シュヴアルツゼー駅途中下しマッターホルン北壁トレッキングをする。
 午後からは、シュワルツゼーより見慣れない姿のマッターホルン北壁を眺めながら、花が美しいスタッフェルアルプスを経てフーリ(1864m)へ電車でツェルマットへ戻って来た。
 一日素晴らしい晴天でマッターホルン北壁と花を見るという最高のパラダイスだった。

 7月14日朝食、★★★★のロイカーバート・リンドナーホテルズ
 リンドナーホテルズの食堂は、100人位座席のある大食道である。朝食が始まる7時ジャストに食堂に来るとまだ数人しかいないので、ほかのホテルと同じように自由に着席したら、ウエイターから奥の少し暗い席に案内された。そこにはツアー仲間と中国人と思われるアジア系の人達がいた。
 ツァリーダは欧州系なので窓際の明るい座席に座る。あからさまにアジア系を固めて座らせ白色人と黄色人と差別をしている。今だに古い欧州人たちは、黄色系を嫌悪しているのだ。ーー正直言って日本人観光客で、この国の経済も成り立っているのに、複雑な気持ちにさせられた。
 
ホテルの朝食は、ビュッフェ式である。
  山でお昼の弁当を食べるのでついついパンやリンゴを袋に入れる人をを見かけたがマナー違反だ。これは止めよう。日本では黙認して貰えるかも知れないが、外国では厳しく注意されると聞いた。
 ツェルマットやシャモニは、高級リゾート地につき世界一物価が高いとツァリーダの話し、ちなみにコップ一杯ジュース6フラン、水4.5フラン、お茶4.5フラン、ビール4.5フラン、ワイン4〜7フランと高価格です。

 ロイカーバートの朝

ホテルの窓から外を見ると素晴らしい青空が広がる。山の上にある白い建物は昨日乗ったゴンドラの駅こんな青い空見たのは何年ぶりだろう。

 ツェルマットが見えて来た

 ツェルマット郊外

 ツエルマットは、ガソリン車が入れない、道が狭いので近くまでタクシーに乗り換えて歩く。

電気自動車に乗り換え

街に入る手前で電気自動車に乗り換える。
この辺りからマッターホルンが顔を出しその精悍な姿に息を呑む。歩いて10分ほどでツェルマット市内に入る

 ツェルマット
 ツェルマットは、名峰マッターホルンへの入口につきアルプス観光の王道である。従って、日本人観光客の超人気コースなので、日本人が街に溢れていた。

 ツェルマット中心街
ツェルマット駅前
この町は、日本人の観光客が多い。外国に来たとは思えないほどです。
タクシの替わりに馬車が駅前に2頭化粧をして客を待っています。

 何の呪いか

左の画像、丸印の部分拡大する。
窓辺にほうきを持った老婆ががぶら下がっている。
 

 歴史ある建物が現存

歴史のある建物が残っている

 14日、15日に宿泊したhotel monte rosa(モンテローザ)ホテル

アイガー北壁登頂をめざした世界の有名登山家のレリーフと思う
このホテルに宿泊したていた。

 ツェルマットの街外れから見たマッタンホルン

 ロープウエィでクラインマッタホルン展望台(3883m)

ツルマットから歩いて20分くらいの所にあるロープウェイ駅。クラインマッタホルン展望台(3883m)へ行くには数回乗り物を乗り換えなければいけません。

 クラインマッタンホルン展望台

左、展望台にはエレペータで山の上にある建物(駅舎が見える)が展望台です。
右、クラインマッタホルン展望台(3883m)です
 クラインマッタホルン展望台。ここは、標高3883mと富士山より少し高い所です。 
 列車とロープウエィで一気に上って来たので少し頭が痛いが、この景色を見て直ぐに体は順応した。本物のアルプスを始めて見た感激です
下、天望台から見たヴアリス山群。高山雲が薄らありますが快晴です。

モンテローザ

左、中央の山がモンテローザ(4634m)が見えるモンテローザ見えるとは、夢にも思わなかった。何と幸運なことだろう。
上、展望台には十字架が建っていた

展望台付近にある光の洞窟
氷河の洞窟。
洞窟入口に日本語で書かれている看板(上)
左の写真で中央の黒い部分が入口。右は拡大したもの。下は洞窟内の写真氷の造形が展示してあった。

 シュヴアルツゼー駅(2563m)で途中下車。
 上、シュヴァルツゼー駅左、駅周辺。シュヴァルツゼーよりフーリまで約3時間マッターホルン北壁の展望とスタツフェルアルプスを経て花の道フーリへ下る下、マッターホルン駅周辺から撮る。
 世界一美しい容姿のマッターホルン。本物は凄いの一言。
 快晴で何時間も見られてまさにメルヘンの世界でした。

 マッターホルン

 マッタホルン北壁
上左、シュワルツゼー付近。

上右湖畔に建つ礼拝道のそばを通る。

マッターホルン北壁。
カミソリのように鋭い壁。世界の登山家が憧れるのに納得。

 遠くにスタッフェルアルプス。氷河と花の道
遠くに氷河、近くに北壁、足元は花です。
何とも楽しい山歩きです。
右へ廻り込んだ所から見たマッターホルン北壁。ガイドブックには、あまり見られない姿のマッターホルンと書いてありました。

 花の美しいスタッフエルアルプスからフリーへ。下山中にあった小屋前で休憩。可愛い少女が現れる

 トレッキングは、各人のマイペースで歩く
 トレッキング開始前リーダのアンドリュウは、「迷うような所はないので各人のペースで歩いて貰って結構です」と話をする。要は、花や写真を撮って(先頭と)遅れても良いということである。離れすぎると彼はポイントでは待っていて呉れるので、なんら問題はない。約10キロ位歩くのでいつの間にか離れていた。
 日本の山では集団で離れないようにして歩くのだが、スイスの山は本当にマイペースで歩けるのだハイキングに来る人は、ほとんどが個人(家族連れ)で楽しんでいるが、集団で歩いているのはやっぱり日本人ということになる。

7月15日 晴  7日目→モンテローザ/ゴルナグラード/リッフエル湖/ウンターロートホルン/スネガ
 <概要>





 登山電車とロープウエィで一気に3090mのゴルナ展望台へ行く。
 展望台は、素晴らしい晴天で、モンテローザ等青い空に白い山並み360度の大展望だった。。ゴルナー展望台(3090m)からは、エーデルワイスを求めてゴルナー氷河を下る。エーデルワイスはニ箇所で発見する。更に「逆さマッターホルン」で有名なリッフェル湖へ下る。ここで暫く休憩し湖面に吹く風の治まるのを待つ、やがて見事な「逆さマッターホルン」が湖面に映る。なんとか写真を撮ることができた。一旦、ツエルマットに戻り地下ケーブルと登山電車ウンターロートホルン展望台(3103m)往復し、帰路でスネガ(2288m)で下山、絵のような美しいマッターホルンを見る。
 山上の湖ライゼーを経てねずみ返しで有名なフインデルンに来てツェネマツトのホテルに戻った。

 8時30分ツェルマットロープウエイ駅。

左、ロープウエイから窓越しに外の景色を写す。。
右、ツェルマットロープウエイ駅。

 ゴルナー展望台(3060)m
昨日ゴンドラで上がったクライン・マッタホルン(3883m)が背景に見えます。

 ゴルナー展望台から見たモンテローザ
左、モンテローザ(4634m)
右、リスカム(4527m)で中央はゴルナ氷河。
展望台からは、モンテローザ・リスカム・カストール・ポリュックス・ブライトホル・、クラインマッターホルン・マッターホルンと並んで見える絶景。

 ゴルナー展望台から下を見る

野生の山羊です。
展望台に上る途中に親子連れ(3匹)がこの木をなめていました。この木になにか塗ってあるようです。

 ゴルナー展望台からゴルナ氷河を下る。

左、リッフェル湖

 リッフェル湖の逆さマッタンホルン
 リッフェル湖。ここで30分ほど休憩して風が止み波立ちが治まるのを待ちました。やっと湖面にマッターホルンが映りました。沢山の日本人観光客がいたのですが、早々と立ち去ったのでこのような景観は見られなかったのは惜しい。

 リッフェル湖周辺からマッタンホルンを撮る

 登山電車でツエルマットへ戻る

 花を見ながら下ると、登山電車の駅が見えてきました。ここのレストランで昼食をした後この駅から電車に乗り一旦ツルマットへ戻る。

 ツェルマットから地下ケーブルとロープウエィでウインターロートホルン展望台(3103m)へ

ロートホルン展望台へ行くには、この地下ケーブルとロープウエィで上がって行きます。

 ウインターロートホルン展望台(3103m)
空気が薄いので、頭が痛くないですか。もう頭痛薬飲みましたよ。

 ゴルナー氷河

 シュテルゼー湖とエーデルワイス
シュテルゼー湖。奥に見える山は、クラインマッターホルン(3883m)です。14日にこの頂上にある展望台へ行きました。
 この湖の周辺にエーデルワイスが咲いているとの情報を聞いて探しましたが見つけられませんでした。ところが、スネガーへ下る道に咲いていた。
 今回旅の目的が一つ達成。

 湖畔に咲いていた花
 

 エーデルワイス
 アンドリユウからこの岩のゴツコヅした斜面を皆の目で探してください。一番最初に見つけたものにビールを驕るとの話しだが、なかなか見つからなかったが、先頭の方で「ありました」との声があがる。全員がそこに集まり代わる代わるに写真を撮る。皆感激でここに30分以上はいただろうか。この斜面では一箇所しか見つけることができなかった。下から来た日本人は探しているのだが見つからないのであせっている様子。 私たちの所でVサインをしてバンザイをしていた。

 スネガからのマッターホルン
  スネガ(2288m)から見たマッターホルンは美しい。ガイドブックに出て来るお馴染みの写真です。

7月16日 晴  8日目→ツエルマット発/テイッシュ/フランス入国シャモニ/フレージェル展望台/ラッグプラン往復/登山電車でシヤモニのホテルへ戻る
 <概要>





 16日早朝(日の出前)ツェルマットホテルを出発。
 ツェルマット郊外のマッターホルン撮影ポイントに来てモルゲンロードを撮る。
 その後、ホテルに戻る。午前中は、列車・専用車でスイス・テイッシュからローヌ谷を抜けフランス・シャモニへの移動である。国境ではパスポートを見せることもなくフランスに入国できた。
 午後からは、ロープウェィでフレジェル(1877m)へ上がり、「グランド・ジョラス北壁」の展望が絶景といわれるラックプラン(山上湖)へいく道を辿る。
 フレジェル駅を下りると冷たい風にさらされる。少し高い丘に上がると氷河の眺めが良いが上部は  雲がかかりモン・ブラン山群は見えない。登山道は、岩がゴツゴツしていて今までよりは厳しい道だ。残雪もありトラバースしながら歩く。
 突然、岩壁から野生の大ヤギが現れる。近寄ると逃げるので立ち止まりヤギの様子を見る。崖のところでこちらを振り向きポーズを取り消えていった。アルプスならではの光景に皆は歓喜する。何とかシャッターを押すことができた。

 モルゲンロードのマッターホルン。(2004年7月16日am6時過ぎスイス・ツルマットで撮影)

 スイスとフランスの国境を行く

 スイス国境付近
ティッシュから専用車でローヌ谷を抜けスイス側のForclaz峠(1527m)で休憩。車で10分位下ると国境検問所があります。この峠からハイキング道がありました。

フランスへ入は、国境検問所です。バスポート見せることなく入国できました。シャモニの町に入りフランス語です。ボンジュールです。発音もスペルもお手上げです。看板は、読めません。

 アルプスの顔シャモニ
2人のシャモニ。
アルプスの中でも際立って美しいモン・ブラン山群を見るため登るため世界中から登山客・観光客がやってくる。町並みは明るく垢抜けた感じで、近代的な建物も多いアルペン・リゾート地である。
 周辺のロープウェイや登山電車で富士山より高い所(展望台)まで行けるのはさすがだ。1924年、第T回冬期オリンピツク開催地でもある。

 旅の雑談2
 スイスの周りの国の経済は、ユーロ圏である。スイスは、ユーロに加盟していないので通貨は、スイスフランである。この国の経済は、観光と金融が柱である。ユーロ圏に入ると、金融面などで大きな障害でもあるのだろうか。結局は、経済が他の国より強いという証でもあろう。。
 フランス・イタリアはユーロなので、今回の旅はスイスフランとユーロを円と交換する必要がある。私は成田でスイスフランは交換したのだが、ユーロは、チュリッヒ空港・ツエルマット・シャモニのいずれか又はホテルでチエンジ出来ると思い交換しなかった。
 ところが現場に来て見ると昼休み中とか休日(土曜日)とか時間外(ハイキング後)ということで銀行は閉まっていたので、チェンジが出来なくて最終的にはツァ仲間に替えて貰った。シャモニのプリウレホテルは、何故か円との交換をしてくれない。町中にある自動両替機を探し何箇所か廻ったが、ここもスイスフランからユーロはOKだが円とユーロの交換は出来なかった。
 カードでの交換もOKのものとNOのものが有り甚だサービスが悪い(あちらから見れば当然のことか)。日本人ツァリーダなら食事代・枕銭など最低必要額を現地へ着く前に教えててくれるのだが、外人ツァリーダは生活慣習の違いかピンと来ないようだ。
 マネーは自分で計算せいとのことか。ユーロはやっぱりチュリツヒ空港で交換しておくのが無難だった。
 枕銭のことだがアルパインの説明書には一人、スイスは1スイスフラン。フランスは2ユーロと書いて有ったので皆様に聞いたら1ユーロにするということでした。ユーロの方が高いのだからおかしな話だ。アルパインさんどうなっているんでしようか。

 二人の像
二人の像
シャモニの町中にあるソシュールとパルマーの像。1786年モン・ブランに初登頂をに成功を記念し出来た銅像。ソシュールが右手を高々と「モン・ブラン」の方を指している。「あの峰を征服するぞ」と言っているように見えるーー

 指さす方向を撮る

 ロープウエイでフレージェル展望台に上がる
上右と左
 フレージェル・ロープウエィ下駅。
気温は28℃

 フレージェル展望台(1877m)

 フレージェル(1877m)展望台から見たモンブラン山群。

 案内板

  フレージェルトレッキング

 メール・ド・グラス氷河

 岩壁から野生の大ヤギが現れる。

 山上湖との分岐

ラックプラン(展望の良い山上湖)へ行く道との分岐です。
左フレジェールを示す標識。時間がなくて山上湖はカットして、ロープ駅へ向かう。

 ロープウエイ駅へ下る


斜面一面にアルペンローゼが咲いていました。

7月17日 晴  9日目→シャモニ/ロープウェイでエギーユ・デュ・ミディ展望台(3842m)/ロープウェイでイタリァ側のエルプロネル展望台(3462m)往復/複路途中駅のプラン・ドゥ・レギーュ(2310m)からハイキング/モンタンベール展望台(1913m)/駅から登山電車でシャモニへ戻る
 <概要>







 最終日は、旅の最大のハイライトともいえる。
 フランスからイタリァにかかるロープウエィで、大氷河の上をモンブラン山群を展望するツァーである
 イタリァのロープウエイ最終駅へ行くにはロープウエィの混み具合や天気の変化で様子も変る
 フランス側に建つミディ展望台は標高3842mと富士山よりも高い。 
 下は晴天でも上はガスで何も見えない事が多い。
 吉と出ることを祈りながら9時過ぎ快晴のロープウエィ駅を出発する。途中で一回乗り換え1時間余でミディ展望台に到着した。天気は快晴だった。
 上の展望台へ上がるにはエベレータで上がりそこから20mほど階段がつけられている。空気が薄いのでこの階段を上がるのは胸苦しい。一歩一歩ゆっくりと上がる。やっとのことで3842mの展望台に着く思ったより広い。
 この大舞台からは 針峰と大きな氷河が見えるが、モン・ブラン山群の中央を流れているメール・ド・グラス氷河を形成しいる。上流部のヴァレ・ブランシュ氷河を挟んでモンブラン(4807m)とグランド・ジョラス(4208m)が対峙している。
 2000m〜3000m級の針峰がずらりと並んでいるが、その中でも際立って美しいのがグランド・ジョラスだった。
 70度以上もあろうか垂直に伸びた壁はとてもつなく偉大だった。

 モンブラン周辺図

 7月17日シャモニの朝

今日のシャモニは快晴だ。
紫外線が強く暑い後は山上の天気だ。

 ロープウエイ駅

左、9時10分祈るように。次のロープウエイに乗り継ぐ
ロープウエイから撮る

 ミデイ展望台
左、ミディ下の展望台
ここはロープ駅です。階段を上がっていくと奥上に大きな展望台があります。ここからグランドジョラスや針峰がそそり立つ景観が良い。3842mの展望台へ上がるには、更にエベレータで上って行きます。この写真は一番上の展望台から撮った。眼下はシヤモニの町。

 ミデイ展望台

842mからの大展望
左、谷底はシャモニー
ここから見たモンブラン山群が眼前に見え迫力あり。
下、イタリァ側のロープウェイから撮影したミディ最上部の展望台。まるで空に浮かぶ灯台みたい。地球上で一番美しいと思った。

 グランドジヨラス北壁(針峰群の中でひときわ高く突き出し美しい。世界の登山家憧れの山。ミデイ展望台から撮る。)

 グランドジョラス針峰群

 世界一美しい山モンブラン。(ミデイ展望台から撮る。)

 モンテローサ゜(ミデイ展望台から撮る。)

 マッタホルン(ミデイ展望台から撮る。)

 夢のロープウエイデイタリアへ
 今回ツァ最大のポイントは、このロープウェイに乗れるかどうかで価値が違う。
 天は我々に味方した「天気快晴・風弱し・混雑なし」総て条件をクリヤーした。
 ヨーロッパアルプスと大氷河を眺める空中散歩の始まりだ。
 ゴンドラは、4人乗りで3台1組になっていて実に可愛いい。
 ゴンドラがすれ違う場所では一時停止してくれるので、大氷河の奥まで見える。
 偉大なモンブランの山裾には,小さな人間がグループで歩いている、ここは氷河の大海原ということが一目で分かる。
 それにしてもこのロープウエイ長い距離(時間にして往復1時間は乗ったように思う)途中支柱もない(下は氷河だから無理なのだが)ケーブルが、宙に浮いているだけでなので風が吹けば物凄く揺れるだろう。風が吹けば運転中止ということか。
 世界一素晴らしい夢のロープウェイと思う。
 それにしても、ロープウェイを架けた技術は凄い敬意を表したい。
 一部、日本の技術も使われたと聞くが完成するまで苦難の道であったことだろう。
 今回のツァは感動が沢山あったが、このロープウェイからの景観にはとにかく魅せられた。

 フランス側のミデイ(ロープウエイ)

この切符は、ダメといわれ30分待つ。ようやくOKが出て4人乗りのゴンドラの中に入る。
 
蒼い空に聳えるミデイ展望台とロープウェイ駅

岩の上にマッチ棒のように小さい展望台がみえる。あそこまで上って行きます。


4800m空の青さが何とも言えないほど澄んでいる。日本ではなかなかみられない空の青さでした

 現地案内板

 アルプスの女王モンブラン
  ロープウエイ駅を出発すると間もなくモンブランが見える。
 大氷河の先に白いモンブラン(4807m)の眺めは壮観だ。
 アルプスで一番高い山。氷雪に覆われた「アルプスの女王」モン・ブランは登山史では、燦然と輝いた山である。山の初登頂は、1786年パカールとパルマによってなされた。
 この登頂を機に登山をスポーツという考えるキッカケとなり世界中に広がっていったからである。
 そのことから「アルピニズム」発祥の地と言われている。

 モンブラン
女王と言われるだけあって、マスクは優しそうな顔付です。
 今回は、ロープウエィで参上したが、ツアーて゜も行けると聞く。
 歩くにはアイゼン・ピツケル・ザイル等本格的な登山装備が必要だ

 ゴルナ氷河
ゴルナ氷河の上を行くゴンドラ。
 対面のゴンドラと平行になった時、暫く停止してくれる。
 窓を開け写真を撮ったり大氷河のクレバスを見ることが出来る。風があると揺れる。

左、モンテ・ローザとゴルナ氷河。

 メールドグラス氷河

モン・ブラン山群の中央を流れているメール・ド・グラス氷河は幾つもの氷河が流れこみ大氷河を形成しいる。

 メール・ド・グラス氷河
とてつもなく大きい氷河。
 河というより海です
 ヴァレ・ブランシュ氷河は、モン・ブラン山群の中央を流れているメール・ド・グラス氷河へと続いています。

 ヴァレ・ブランシュ氷河
ヴァレ・ブランシュ氷河。
クレバスの縁を人が歩いています。この裾野を歩いてモンブランへ登頂します。




 クレパス
 大きなクレパスが幾つもあり人が歩いているのが見えました。
 不気味な口をあけています。人間の大きさからみて30m位はありそうです。
 
穴へ落ちたら先ず助からないでしょう。ガイドなしでは、この大海原を歩けません。

 イタリァ・エルプロネル展望台

エルプロエル展望台(3462m
イタリァ側に入ると急にガスが出てきました。キリストの像が展望台の壁に貼り付けてありました。
 再びロープウエイに乗りプラン・ドゥ・レギ゛ーユで下車

 モンターベルー展望台トレッング
  午後からは、ロープウエィ途中駅のプラン・ドゥ・レギ゛ーユからモンターベールへ。 針峰群の中腹を歩くハイキングである。
 モンターベールへの道は、グランドジョラス北壁や尖峰ドリュ、メール・ド・グラス氷河の展望が良いので超人気コースである。
 外国人ハイカーが多い。主に家族連れで歩いている。向うから「ボンジューヌ」と挨拶してくれるのだが、こちらから「ボンジューヌ」というと発音がおかしいのか、子供たちにまでケラケラと笑われた。「ハロ」と言ってくれる人もいたが「こんにちわ」は言ってくれない、ここはスイスとは違う。イタリァ人は、ペラペラと早口と喋る。
 英語のOKとNOだけは理解した。言葉は自然に出にくなった。
 斜面一杯にアルペンローゼや花が多く咲いているが、、お目当てのグランドジョラス北壁は、モンターベール駅付近で撮ったのですが確認出来ない。3時間位歩いてモンターベール展望台(1913m)に到着。空は雲に覆われ怪しくなってきた。
 前面に尖峰ドリュ、メール・ド・グラス氷河が目の前に見える。晴れていればグランドジョラス北壁も見えるらしい。
 この氷河は、山と谷間の中に氷が覆われている教科書に出て来るようなきれいな氷河が展望できた。

 ラン・ドゥ・レギ゛ーユ(2310m)駅付近

左、プラン・ドゥ・レギ゛ーユ(2310m)駅。
右、登山準備中。この駅から何処へ行くのでしようか。リュックは以外と小さいです。

左、眺めの良い所(シャモニが見える)で昼食。
右、売店。
下、針峰群。左の突き出た山がグランドジョラスと思われますが、リーダに聞き漏らしました。

 深く切れた谷底の集落は鏡のように見える

左、谷底は、シャモニの町。
右、分岐標識
下、ブレヴァン(2525m)とアンデックス(2595m)のロープウェイが見えます

 「ボンジューヌ」と言ったらケラケラと笑った少年、今日わ。

 ロープウエイと登山電車で来られるので危険なところはなし。
 コースは、整備されて歩きやすいので赤ん坊を背負った人もいる。
 ここは、ファミリで来る登山者が多い。
 花あり針峰あり眺め良し。ここはパラダイスだ

 

 モンターベール展望台(1913m)
 下、モンターベール展望台(1913m)から見たドリュ、メール・ド・グラス氷河
 教科書の本に出て来るような絵に描いたよな素晴らしい氷河でした。旅の締めくくりにふさわしい想い出に残ります。

 モンターベルー道の花

 
 
 
 

 旅を終えて
 前半は曇りが多くて、後半は抜けるような快晴でした。
 旅の途中、悲しい出来事で胸も痛みましたが、花・三大北壁ともに素晴らしい景観で夢のような日が過ぎていきました。リーダのアンドリユウを始め参加した皆様に厚く御礼申し上げます。いつかモンブランの頂上で会いましょう。
<一緒に旅した人たちです>

 前半