養命の滝〜ひもろぎの里コース
鼓ケつつみがだけ 355.2メートル

【山行日誌】
日時・天候 2005年1月9日(土)/晴
山名 鼓ケ岳(355.2m)
地域 伊勢
コースタイム 牛虎藤里(店7:45)〜登山口(8:20)〜養命の滝(8:25-40)〜展望の丘(8:25-35)〜天空界道出会(9:50)〜鼓ケ岳(10:15〜10:25)ヒモロギの里(11:20〜12:45)〜牛虎藤里店(13:20)
所要時間 3時間30分(休憩除く)
menber いせ山楽会12名          

【ルート図】
 今回は、「いせ山楽会」の新年登山として、御幸通り三重県総合庁舎近くにある、「スーパ牛虎」へ集合し、養命の滝からヒモロギの里へ周回するコースを歩いた。

【鼓ケ岳は、外宮と内宮の中間にある山】
  伊勢市の地形は、北から東方面は伊勢湾、南に朝熊ケ岳、 南西に前山連邦から鷲嶺(いづれも500メートル級の山)へと山並みが延びる。
 前山から北に位置するのが標高355.2メートルの鼓ケ岳である。
 伊勢市の中央に位置する山であり、市内の中央を貫流する勢田川(延長7キロ)の源流でもある。
 神宮会館〜鼓ケ岳〜前山〜鷲嶺〜八禰宜山へと続く尾根筋は、天空界道(天照大神のお住まいの神宮林域)とも呼ばれている。神宮林域内を通るときは、神宮司庁の入林許可が必要である。

 登山口は、宇治コースと養命滝コースとヒモロギの里コースと3本ある。
 このコースは、境界尾根を通ることになるので神宮司庁の許可なしに歩ける。一般道と変わりなし。
 宇治コース(神宮会館)から登る人が多いが、縦走する人は少ない。

 JRや近鉄電車で来られる方は、
 伊勢市駅から歩いて、外宮〜養命の滝〜鼓ケ岳〜神宮会館〜内宮〜近鉄五十鈴川駅若しくはバスで近鉄宇治山田駅へ簡単に行ける。
 お正月の混雑時でもこのコースは、内宮まで予定どおり歩ける(4時間程度)ので、お伊勢参りとセットでお正月に登るのも面白いコースである。
 健脚向きとしては内宮参拝のあと、宇治岳道コースから朝熊ケ岳へ登り近鉄朝熊駅に降りるのも良い。この場合は、2時間半ほど余分に時間がかかる。
 道路上に「養命の滝」と書かれた標識があるが、人に聞く場合は、「前山養命の滝」といった方が理解しやすい。
 神宮林域は、天然のまま保全されており、ツゲやアセビ、ツバキが多い歩きやすい道で静かなハイキングが出来る。
 今回は、養命の滝から登りヒモロギの里へ降りる一般向きコースを歩く。
 養命の滝コースの途中にある蓮台寺の丘からは、伊勢市内全体が箱庭のように見える。
 また伊勢湾を眺める絶好の位置にあり、青い海が美しい。
 湾に沿って北は、鈴鹿の御在所山周辺から局ケ岳まで。南は、志摩の青峰山の辺りまで超ワイドの眺めである。冬は、御岳や富士山の白い頂も望める日もある。
 
 毎日連続登山の記録(現在7千回位か)に挑戦中の有名人東浦奈良男さんも、この山をメインとして登られていた。何度かお会いしたことがある。

【登山口は養命の滝

 伊勢自動車道の橋を渡ると、直ぐ先が登山口である。こここは、二股になっていて、鼓ケ岳は直進するが、養命の滝は、右の道200メートル行った所にある。滝を見たらここまで戻ることになる。

【登山路】

【蓮台寺の丘。伊勢市街が眼下に見えた】

【椿の木が多い山道

【尾根に出ると天空界道との出会う】
 下左、昨年まであった標識はなくマジックで天空街道と書いてあった。
 下右、前山方面への道は荒れていた。この先は、神宮司庁の通行許可がいる。


【鼓ケ岳への尾根道】
  尾根上は西峰近くに出る。
 三角点のある所は、東峰なので左に曲がり一旦下り登り返したところが頂上である。

 鼓ケ岳への道は良く踏まれた道である。道の真ん中に神宮司庁独特の境界石(右)が所々にある。

【鼓ケ岳山頂】
上、山頂から見た伊勢市街。自分たちの住んでいる家まで確認が出来た。
伊勢湾はの向こうは、渥美半島で海岸線。

 最近、鼓ケ岳の山名板が建てられたので、全員の記念撮影。

【ヒモロギの里下山路】

【突然猟師と猟犬現る】
今にも飛びかかってきそうな猟犬と出会う。猟師が違う違うと綱をひっぱて場所の移動をしてくれましたが、それでも、こちらに向かって吠えまくっています。犬の尻尾と後足が伸びた姿勢は、狼のような凄い迫力だ。

【下山口付近に山の神あり】

【ひもろぎの里へ下山】
おり青伸会が管理している。

【キャンプ場の里で新年会を開く】

風もなく暖かいので屋外で料理を作る
豚汁、ぜんさいは美味しかった。

【豚汁とぜんざい】

 2004.5.15前山道〜神宮会館(天空界道登山口)