【山記録】 | |||
日時・天候 | 2016年04月10日(日)・曇り | ||
山名・標高 | 霊仙山(1083.5m) | ||
山域 | 鈴鹿 | ||
コースタイム |
今畑登山口(8:45)~今畑集落跡(9:07)~笹峠(9:38-48)~西南尾根~近江展望台(10:43)~南霊北斜面で昼食(11:20-12:11)~霊仙山(12:45-54)~経塚山(13:09)~お虎ケ池(13:25)~お猿岩(13:38-44)~見晴台(14:01)~標高752m休憩(14:08)~汗拭き峠(14:33)~落合(15:05)~今畑(15:15) ●総タイム6時間30分(休憩80分程度含む) |
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距離/累積高度差 | 沿麺距離 14.2キロメートル 累積高度差(+m -m) | ||
団体名等 | Gisuzuka | 霊仙山三角点 |
【軌跡図ー山旅40000図縮尺ゼロ】 |
【鳥瞰図】 男鬼山2138メートル上空から撮影 |
【足跡】 |
<いせ人の山楽誌」応援歌> 「我が人生に山あり」(作詞shunon。作曲加藤登紀子)。 この歌詞「この世に山があればこそ、嬉し涙幾たびかーーー」とある。 この嬉し涙を流した山とは、霊仙山のことである。 千メートルと背は低いがボデイは極大サイズである。 これほど個性(廃村・花・長大な西南尾根の大展望・カレフエント)豊かな魅力ある山は、近くでは見つけられない。背がもう少し高ければ、百名山になり得たと思うと残念である。 <霊仙山の環境ぱ変わったが、楽しい山> 近年、霊仙山の環境が大きく変わり植生も変わってしまった。 笹を掻き分けカレフエントの岩場を恐々三点支持で登った頃が懐かしい。 その頃、遭難(ガスなどでの道迷い)事故がたびたび新聞等で報じられ魔の山と恐れられた頃もあった。 今や周回(今畑~落合)ルートは、踏み跡はしっかり固められ歩きやすい。 笹峠を過ぎると難所(急な岩場)が待っている。 一歩足を上げるたびに天空へと近づき、鍋尻山など山脈が開けてくる。 初期の頃は、後ろを見るたびに感動したものだ。 足元は、滑りやすくて岩場を選びながら歩いた。今や前を見てグングンと登ればよい。 愛知県から初めて来た若い2人連れの女性たち、この急坂を軽快な足取りで我々を追い越していった。 我々も後から追いついき近江展望台で小休憩をとる。 彼女たちは、間食しながら展望を楽しんでいたが周りの山名が分からないとのこと。仲間のI部先生が丁寧に教示していた。 霊仙山の懐に入り昼食をとる。近くでキバナアマナを発見したとの声に歓声が上がりカメラマンが殺到する。 山頂一帯を覆っていた深い笹の原は後退し、今や高原のような感じで自由自在に歩ける。 カレフエントの底におり岩を超え中心部の霊仙山に登った 休日の霊仙山は、大勢の登山客で賑わっていた。 霊仙山は、ロングな一般向きの山となりつつある。 会のメンバー、病気等で長期休んでいた3名が目出度く復帰され大勢の参加となった。 我々の目的は、フクジュソウの花見と化石を見つけることである。 フクジュソウは、終わりの花で生気が見られなかった。来るのが遅かった。 今年登った人の話では、3月下旬が見ごろと聞いた。 <貝の化石発見に至らず> 地球が誕生した頃の霊仙山は、海だった。 その証拠が明らかになった。 2008年登山時、メンばの一人が貝の化石を発見し大騒ぎとなった。 今回もその化石を皆で探したが、見つけられなかった。 帰宅後、2008年に発見時の軌跡と照合するとポイントがズレていることが分かった。 詳しい詳細図は下記に記す。 |
【今畑登山口にある気になる標識ー小型車なら道路脇に10数台駐車可能】 |
①「相乗りタクシ」かと思ったら「愛のりタクシー」予約の電話番号と時刻表が電柱に張られている。 ②落合ルート通行不能とあるが、工事関連の機具も撤去され工事はしていないので通行可能。だが、未工事の部分もあるのか張り紙は外されていない。 |
【樹林の隙間から近江展望台が顔を出す】 |
今畑集落を過ぎた尾根に差しかかると、樹林の隙間から近江展望台が顔を出す。 |
【笹峠】 |
笹峠。 過去、この一帯は背の高さほどある笹に覆われていたのでこの名が付いたと思うが、今や笹はなく歩きやすい道に変わる。 近年、環境の変化が極端に激しい。 笹の蘇る時は来るのだろうか。 |
【西南尾根、ここも環境の変化が大きく植生も変わってしまった】 |
西南尾根に咲くミスミ草。 下、後方のサポート隊。 |
【近江展望台】 |
フクジュソウを探しに西南尾根を行く。 何時も咲いているところに来てみたが、花は終わっていた。 別の場所へと探索に行く。 何とか咲いてはいたが、葉が伸び大きくて可愛げなし。花びらも、今にもこぼれ落ちそうで生気なし終わりの花だった。 |
【フクシ゜ュソウの花園】 |
【昼食地は、南霊の北斜面鞍部でとる】 |
ヒロハノアマナ キバナアマナ |
左、雄大な霊仙山を眺めながら昼食をとる。 4月上旬通常なら雪解け水で湿地帯となっているのだが、 今日は、乾燥し寝転んでも気持ちが良かった。、 |
【化石探しに大勢でカレフエントの岩を歩く】 |
今日の山行き目的は、化石を見つけることである。 大勢でカレフェントの岩場を歩いて探したが見つからなかった。 左の化石は2008年4月6日に撮影したもの。 この時は、意識もせず歩いていたが、突然サブの山田景三(吹田市)氏が化石を見つけ皆なが大騒ぎした。 |
【化石探しー2008.4.06軌跡と2016.04.10軌跡の比較】 |
帰宅後、当日の軌跡と今回歩いた軌跡を比較してみた。 今回は、谷寄りに歩いたが、 本命は 休憩地から直ぐ下辺りにあるものと思われます。 左の写真では、2人が歩いている左下のカレフエント辺り。 |
【霊仙山山頂は大賑わい】 |
山頂は、登山客で大賑わい。 伊吹山は、霞んでいた。 |
霊仙山から経ケ峰へ。 |
【経塚山付近から霊仙山を撮る。雄大で恰好いい山だ】 |
【お虎ケ池】 |
水は、ドロを捏ねたように濁っていたが太陽が照ると青色になるとーーヤツの話し。 |
【お猿岩】 | |
上右、 登山道前にある岩がお猿かと長年思っていたが違っていた。 左、 この岩がお猿岩。 右の人をどなたさまと心得ているのか。恐れ多くもこの会のボス猿サマダ。ヒカエヤロ。 |
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左から猿ケ山、比婆山、男鬼山へと続く山脈を見ながら下降する。 | |
【見晴台】 | |
別の団体が休憩していたので、少し先で休む。 |
【汗拭峠】 |
後ろが使えて来たので休憩なしで出発しますとの声がーー。 |
【大洞谷崩壊で上部に新道が出来ていた】 |
谷沿いにあった登山道が災害で埋まってしまい新たに登山道が出来ていた。 かなり急な道でロープが張られていた。 |
【落合付近の河川改修が進む】 |
右の写真を見ると、まだ工事の続きがあるようです。 |
【駐車地の落合へ戻る】 |
今日は落合神社の祭りらしい。正面に祭壇あり。大きな破れ太鼓も顔を出していた。 |
2015.03.31霊仙山・残雪にフクジュソウ |