行先 区分 企画  アルパインツァサービス㈱
日程
  
ハイキング編
6月24日~6月30日(クロアチニァ・スロヴエニァ)
出国空港  成田国際空港
登山編A (スロヴエニァ)
6月28日(ゴリツァ山
6月29日レメノバ・スピッツ)
入国空港  関西国際空港
登山編B) (イタリァ)
7月1日(ドライチンネン一周
)
訪問国  カタール・クロアチニァ・スロヴエニァイタリァ
参加人数 7名。  ツァリーダ  アルパインツァ前田拓哉

日時  10日間の主な行程 ホテル名
6月24 名古屋(中部)発17:40
東京(成田)着18:50
東京(成田)発22:30 カタール空港

6月25/26日宿舎・ベストウエスタンヤドラン

6月27/28日/29日宿舎・ホテルラリックス

6月30/7月1日宿舎・ホテルデラポスタ
6月25  ドーハ着03:30
ドーハ発07:40
ザグレブ着/発14:10
リエカ着 専用車約2時間

宿舎ーHOTEL BEST WESTANJADRAN
    (ホテルベストウエスタンヤドラン)
6月26 リエカ滞在
プリトヴイツェ湖群国立公園ハイク
宿舎ーHOTEL BEST WESTANJADRAN
    (ホテルベストウエスタンヤドラン)
6月27 リエカ発
ポストイナ着発

ポストイナ鍾乳洞
宿舎ーHOTEL LARIX (ホテルラリックス)
   
6月28  クランスカゴラ滞在
ゴリッア山登頂
ブレット湖散策
宿舎ーHOTEL LARIX (ホテルラリックス)
6月29   クランスカゴラ滞在
レメノバ・スピッツ登頂
宿舎ーHOTEL LARIX (ホテルラリックス)
6月30 クランスコグラ発
オーストリァ最高峰
クロースグロックナー展望
コルチナ着
宿舎ーHOTEL DE RA POSTE(ホテル・デラポスタ)
7月01  コルチナ滞在。
ドライチンネン一周ハイキング

宿舎ー
HOTEL DE RA POSTE(ホテル・デラポスタ)
 7月02   コルチ ナ空港へ
ベネチア空港着
ベネチア空港発 (カタール空港)
ドーハ着
 7月03  ドーハ発
関西国際空港

伊勢市(自宅)着

 ●はじめに
 2013年4月アルパインツア㈱名古屋から「クロアチア&スロヴエニアハイキングとドロミテ山群」の山旅案内の電話あり。
 名古屋店Sさんの話では、クロアチアやスロヴエニアは今人気スポットである。
 この山旅は、名古屋店が特別企画したもので山初心者でも歩ける設定と聞く。
 我が家は、妻の物差し(体力・金力)で参加するか否かを決めている。
 今回は、ホテルの連泊が続くことが決め手になり夫婦で参加することにした。
 
 参加者は、6名+添乗員1名である。
 夫婦1組と女性4名である。若い人はいない。
 うち2名は、東京アルパインツアが計画した「ピレネー山旅」への参加申し込みをしていたが、この計画が急遽中止となったことから、名古屋企画に乗換へたようで成田空港からご一緒することとなった。
 
 名古屋~成田~ドーハ~クロアチァへの通算フライト13時間である。
 待ち時間を入れると2日間かかる。昼や夜が逆転し時間差の関係でクロアチァへ到着した日は昼間の長い1日となる。今まではさほど苦にならなかったが長いフライトで疲れた。
 今回は、参加する前から体調が悪く食事の後は、薬を欠かしたことはことはなかった。
 
 <2日滞在したリエカとザグレブ>
 クロアチアの首都がザグレブということを今回の旅で初めて知った。
 ザグレブ空港は、国際空港には程遠く日本の地方空港のような小さな空港だった

 ザグレブ市内の中心地を見学。
 13~18世紀にかけた建てられたネオゴシック様式の大聖堂。 100mを超える二つの尖塔が町の象徴。

 <クロアチア・リエカに2泊>
 リエカとは、川という意味ときく。海が何で川なのか良く分からん。
 ホテルは、アドリア海の岸壁に建ち澄んだ海の眺めが素晴らしい。大型クレーンも見える。
 ホテルの一階から階段を下りて行くとそこは海と繋がっている。
 深さ10mくらい海底まで見える。気温は10度前後と寒いのに朝から2人が水泳をしている
 翌日、アドリア海岸線を走る。
 赤みを帯びた茶色の屋根造りの家と透き通った海の景観が印象に残る。

 以下、世界遺産プリトゥヴイツェ湖群国立公園へと続く。

06月24日(月)曇06月25日(火)晴 06月26日(水)晴 24日中部国際空港発/成田国際空港着/発、ドーハ着/発、クロアチァ・ザグレブ着。
25日ザグレブから専用車でリエカへ移動。ホテルベストウエスタンヤドラン泊。
26日早朝アドリア海岸線を走りプリトゥヴイツェ湖群国立公園を見学後、リエカに戻りホテルベストウエスタンヤドラン泊。

(6/24午後)中部空港から成田空港へ      
上左、中部空港から成田へ向かう。

上右、成田。ドーハへの出国カウンター。

左、成田空港42番ゲートの待合所。

(6/25)ドーハ空港で国際線に乗り継ぎブタペストへ。
上左、ドーハ空港待合室。

上右、飛行機座席にあるナビ。ブタペストに近い表示です。

左、ブタペスト上空に来ました。

 ブタベスト空港にて燃料補給をし再びザグレブへ飛び立つ。

ブタペスト経由でクロアチァの首都ザグレブへ
上左、上空から見たザグレブ。
上右、ザグレブ空港。
 この地が、旅の始まりです。

左、ザグレブの中心地。

 空港から専用車で宿泊先のリエカへ向かう途中、ザグレブ市内の中心地を見学する。

聖母被昇天大聖堂
左、13~18世紀にかけた建てられたネオゴシック様式の大聖堂。 100mを超える二つの尖塔は、ザグレブのシンボル。
上、聖マルコ教会。 

 溝で敷きられた町。ミニモザイクの容に縮小されていた。上から立体的に見える。

25日と26日宿泊したリエカのホテルは海岸の岩盤に建つ。
左、ベストウエスタンヤドランホテル
 

27日朝、美しいアドリア海の海岸線を走りプリトビッツェ湖群国立公園へ        

06月26日(水)晴  3日目→リエカ/世界遺産プリトゥヴイツェ湖群国立公園/リエカ

ツァリーダ前田拓哉。
 1979年世界遺産に登録。クロアチアで最も古い国立公園。
 マラ・カベラ山脈とリチカ山脈に囲まれたリトヴイツェ湖群。
 切り立った渓谷に16の湖と90以上の滝が点在する。
 カシ、モミ、松などの木が鬱蒼と茂る緑豊かな森。
 国立公園として美しい湖の湖畔に付けられたた遊歩道が整備されてます。
 バスと遊覧ボートでの移動を交えながら、ブリトヴィツェ湖畔を一周しました。
 
 苔から滴る水、木道の下を走る水、勾配をかけ落ちる水、水の織りなす美しい景観でした。至るとこから水が流れ落ちる壮観な眺めに感動しました。
 
 (JPNパンフの記事)ーー日本語用バンフを貰いましたが専門語が多く難しい。
 プリトゥヴイツェ湖群国立公園には全くの自然現象から形成されている部分が含まれています。湖群は、トラバーチン形成の滝、および特有の水文学の、水環境による、普段のトラバーチン形成を含む、生物生態学のプロセスとして有名です。
 トラバーチンとは、カルストの川と小川から流れる水が、境界、河口、および他の地形などを築き、炭酸カルシウムの沈殿により作り出された多孔質石灰岩です。

 (.るるぶの記事)
 コジャク湖北側の地盤は、水を通す脆い石灰沈殿槽になっている。
 約200万年前の堆積世には、上湖群に溜まった水か強い勢いで浸透したために岩石が浸食され、現在の下湖群が形成された。
 アルパイン名古屋店に勤務する前田拓哉さん。愛称名「マエタク」。体重が90キロ以上もありスタミナと底力は人の二倍はありそう。良く食べ良く寝る健康優良児で頼りになる。外国語も堪能で真面目な性格。時にはボケて笑わせる才能もあり。退屈させない。

プリトビッツェ湖群国立公園玄関口    

●展望台から見下ろすと全景が良くわかる

ヴエリキ・スラップ滝 落差92m   

       

       

上湖群 
 

(世界的オペラ歌手が愛した)ミルカ・トルニナ滝        

ヴェリキ・ブルシュタヴツイ滝

エメラルドグリーンに透き通った湖に魚が寄ってくる。         

コジャク湖を往来する遊覧船

06月27日(木)晴  4日目ボストイナ鍾乳洞
<概要>
 





 ポストイナ鍾乳洞、ヨーロッパ最大級の鍾乳洞です。
 神秘的な迷宮の地底を見学しました。

 受付でイヤホーンを借り、日本語の説明を聞きながら洞窟を歩いた。
 鍾乳洞の中に入ると、ポイント番号があり。同じ数字のイヤホーンボタンを押すと説明が聞ける。
 メモ帳を見ると、洞窟の長さ27km。10万年ほど前から少しずつピヴガ川の水を吸収し、石灰岩が削られできたもので、鍾乳石が1mm成長するのに10~30年かかると。

 入口から洞窟内を2kmほど黄色いトロッコに乗って走る。
 それにしても、洞窟の中を2kmも走るなんて驚きです。それもレールは複線です。
 天井の低いとこもあり。自然と頭が下がるスリル満点のトロッコ列車です。
 2km先にステーションあり。
 その先、1.8キロ歩いての見学です。
 次のトロッコ列車で来るお客さんを待って、30人位のグループで進みます。
 トロッコを降りると「不思議な世界に迷い込んだ」そんな感じです。
 ピヴガ川が7000万年もかけ石灰岩が雨水で溶け作り上げた大きな洞窟と造形美は圧巻です。
  鍾乳石は、洞窟の高度や広さによって色や形を微妙に変化させています。
 「スパゲティ」と云われる氷柱の形をした鍾乳石や表面がツルツルでなめらかな白色した「プリリアン」が印象に残りました。
 ロシアの囚人(捕虜兵)が造ったロシア橋を渡る。
 1944年4月23日(第一次世界大戦)、スロベニアのバルチザン軍は、地下道を通りドイツ占領軍の備蓄倉庫に火をつけロシア橋を通り鍾乳洞を抜け地上に抜けたと聞く。

 「コンサートホール」手前には、ホライモリという両性類の動物が水槽の中にいました
 目は退化し、エラ呼吸と肺呼吸を使い分け1年何も食べなくても生きていけるという不思議な動物に興味深々で眺めていました。


 洞窟内の照明がとても効果的に洞窟を照らしています。
 2回消えましたが直ぐ点灯しました。暗闇は、人がいても恐怖を感じる。
 昔は、ローソクで照らしていたそうです

国境検問所  

ボストイナ鍾乳洞口       
 

トロッコ列車     
 

奥のステイション。ここから歩いて鍾乳洞見学


プリリアン   



「スパゲティ」     

  

18番窟 
 

ホライモリがいる水槽
 ホライモリの目は退化し、エラ呼吸と肺呼吸を使い分け1年何も食べなくても生きていけるという不思議な動物

「コンサートホール」。  
 20番という番号あり。ここが帰りのステイション 

06月28日(金)曇り  5日目ブレッド湖
<タイム>
 


 ゴリツ山登頂後、専用車にて「アルプスの瞳」と讃えられるブレット湖へやってきました。バスの中で、現地ガイドのユーレさんから日本のプリンセス(秋篠宮)も本日ブレット湖へ来られると聞かされた。
 我々は、ブレッド湖に14時半に到着したが、秋篠宮殿下とお会いすることはなかった。
 ボートで古い教会を尋ねる。 
 ボートは、シンプルで快適である。
 ボートの漕ぎ方も独特のもので実にリズミかるである。
 
 鐘楼は、1534年に建てられた。
 教会の鐘を鳴らすと願いがかなうという。
 空振りも多い
 鐘を鳴らすにはコツがいる。
 帰りまで鐘の音が響き渡っていた。

「アルプスの瞳」といわれているブレット湖へ 

船着き場付近

湖畔の断崖に建つブレット城

湖面に美しい水蓮の花が浮かんでいた
 
「アルプスの瞳」といわれる湖面は、絵葉書の定番となっているとか。

 今日は雲が多いので湖面の色が今一です。

ボートはリズミカルに独特の漕ぎ方。      
 静かな湖面に手漕きのポート、ひとかきで10m位進む。
 
 10分位で小島に着いた。

 漕ぎ方がリズミカルである。 

小島に上陸 

聖母被昇天教会の前      


 入口は、歴史の重みがある。

聖母被昇天教会

鐘撞に挑戦 

午後4時50分クランスカゴラのHOTEL LARIX(ホテルラリックス)戻る 

06月30日(日)晴  7日目グロースグロックナー展望
<タイム>
 

 天気は晴
 イタリァのドロミテへ行く途中、フランツ・ヨゼフス・ヘーエ(2415m)へ寄る。
 山岳道路も景観も素晴らしかった
 終点のランツ・ヨゼフス・ヘーエ(2415m)は、夢の世界にでもきたようだ。
 オーストリァ最高峰グロースグロックナー(3798m)と東部アルプス最大のバステルツェ氷河を一日見ることができました。
 駐車地から展望広場奥のレストラン(?)の中を通り抜けるとハイキング道がある。 何度も素掘りのトンネルを潜り奥の細道へと進む。
 ホフマンス小屋(2442m)周辺まで来て昼食をとる。
 ここは、残雪のある高いところで今は春の季節といった感じである。
 眼前は、青空に輝り白い鋭鋒がまぶしい。。
 眼下は、氷河が見える。静かに呼吸をしているかのよう。
 背後の斜面は、花が一杯咲いている。
 この先も残雪が続く道ーーー夢がありそうな感じだがUターンする。

 モニュメントのある広場に戻る。
 マルマル太ったプレイドック。全く警戒心がない野生という感じがしない。
 エーベックスも悠々と草を食べていた。
 白いエーベックスを見たときの印象とは違っていた。

 駐車場売店には、山高帽など懐かしい山用品が数々あった。

中型バスでホテルを出発。

グロースグロックナーが見えてきました。
グロースグロックナー(3798m)と富士山とほぼ同じ高さです。
 

グロースグロックナー。この辺りから見た景観が最も良かった。

●料金所
 オーストリアの最高峰グロースグロックナー
(料金所付近から撮る。)

駐車場この辺の建物、自然と違和感を感じさせないのはさすがだ。

モニュメント広場
 天候、晴。
 オーストリアの最高峰グロースグロックナーとアルプス最大のパステルツェ氷河を一日
見ることができました。

 

●モニュメント広場にある写真。

上の写真と同じ場所から撮る。

観光客はここまで

素掘りのトンネルを7つほど潜る

奥に来ると残雪あり。この辺りで弁当にする
パステルツェ氷河

オーストリアの最高峰グロースグロックナーとアルプス最大のパステルツェ氷河。ホフマンス小屋が下に見える

お花が沢山咲いていた

左、プレイドック右、アイベックス

 ●終わりに
 クロアチアやスロヴエニアは、近年ユーゴスラビアから独立した国家なのでどんな国か分かりませんでした。
 今回、クロアチアの首都ザグレブから国境を越えスロヴエニアやイタリァに入国しましたが、パスポートを見せることもなく行き来したように思います。
 EUに加盟したことにより共産国から自由国家に生まれ変わったようです。
 アルプスが国境なのでオーストリァやイタリァにも近く山岳景観は素晴らしい。
 また、美しいアドリア海に接しているのでリソ゜ートの価値も高いと思いました。
 観光国家として期待できそう。
 小国なので、今回のように隣国と往来できるツァが人気を呼ぶように思います。
 
 今回の旅を通じて一番良かったのは、スロヴェニアのホストイナ鍾乳洞です。
 中国のシルクロードの旅で兵馬俑を見て大感動しましたが、この鍾乳洞にもしびれました。
 私個人として、世界遺産ベスト10に入ると思います。

 登山は、スロヴェニアオーストリァ国境にあるゴリツ山(1835m)・スレメノバスピッツァ山(1911m)とイタリァのドライチンネンを一周と3山登りました。
 3山とも一日好天気で展望は素晴らしかった。  
 それぞれ個性があり忘れたがたい山です。

 ゴリツ山は遮るものない尾根に花が一杯あり。
 展望も良いが登山することが楽しくなるお山でした。
 スイスやオーストリァなら観光化しているので沢山の人が来ていますが、ここは貸切でした。

 スレメノバスピッツァ山は、登山道は整備されて花も多く展望良し。
 ここは、かなり有名な山らしい。多くの人がロッククライミング・登山・ハイキングを楽しんでいました。

 名峰ドライチンネンは、世界中の登山者憧れの山です。
 過去に二度来たことかありますが、残雪はなかった。
 今年は、異常気象らしい。雪はたっぷり付いていました。
 しかも天候に恵まれ三岩の鋭鋒が隠れることはほとんどなかった。
 念願かなって雪のドライチンネンを一周できました。
 
 登山して気づいた点。
 雷や天候悪化すると大天井の岩場なので隠れる場所がない。風が吹くと気温差が大きく変化する。
 雨になると低体温となる危険もありうる。
 天候を見て行動し、無理は絶対してはいけない厳しい山だと思いました。

 最後に、無事我が家に到着しました。
 いろいろと皆様にお世話になり楽しい山旅ができました。
 これもツァリーダ前田さまををはじめ皆様方のお蔭です。
 この場を借りて厚く御礼申しあげます。

登山編A (スロヴエニァ)
6月28日(ゴリツァ山・6月29日スレメノバ・スピッツ
ア)
登山編B (イタリァ)
6月29日(ドライチンネン一周
)