【山記録】 | 七洞岳三角点 |
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日時・天候 | 2015年03月17日(火)・ 晴 | |
山名・ 山域 | 七洞岳(778.3m)・三重・大紀町(伊勢近辺) | |
駐車地までタイム | 自宅6:50発/板取林道8:07着 | |
コース・タイム | 駐車地(8:18)〜登山口(林道終点)8:57〜大滝(9:28-9:48)〜小滝(10:01)〜コンニャク岩(10:26-10:29)〜風のテラス(11:32)〜藤ケ谷道分岐(11:40)〜七洞岳(12:09-12:58)〜藤:ケ谷道分岐(13:20)〜板取北尾根〜南尾根に入る(14:15-14:20)〜板取谷川渡渉(15:21)〜駐車地(15:25) 総タイム7時間07分(休憩タイム約60分+道迷い約20分含む) |
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距離・累積標高 | 累積距離11.5キロメートル | |
団体名・人数 | 単独 |
【軌跡図】 | |
【足跡】 |
近年、七洞岳周辺に林道が整備されたので登山口もそれなりに新設されたが奥深い山に変わりはない。 最近は、展望の良い獅子ケ岳〜七洞岳(度会アルプス)縦走が人気のようである。 今回は、板取谷道〜板取北尾根を周回することにした。 板取北尾根は、ガイド本(大紀の山々)にも載っていない未踏コースを行く。 <上り→板取谷道> 千ケ谷橋の袂に駐車、林道を40分歩いて小広場の林道終点に着く。ここが登山口である。 広場の奥に「板取コース七洞岳まで4.4k」との標識が建つ。 川を渡り水源地へ行く道との分岐に標識あり。きつい斜面の山腹をジグザグに巻いていく。ガレ場を二つ越えていくと間もなく水音が聞こえてくると大滝である。 「大滝」という名札が木に取り付けてあるが上から来ると死角で見えない。 滝壺へは、20数メートル谷底へ降りていくが急斜面で足場が悪い。 谷底から見るとルート選定は容易だが、登山道から降りるとなるとこれがなかなか難しい。 単独なので無理はせずロープを使って降りることにした。 大滝の前に祠あり安全祈願をする。 滝の高さは10数メートルで滝壺もそれほど大きくないが水量は多くて迫力はある。 20分ほどロスをし登山道にもどる。 谷筋の道を登っていくと小滝が見えてくる。小滝の高さも大滝とさほど変わらない。 水量は大滝より少ないので迫力はないが滝の中央部で細くなり変化があり美しい。 広くなった谷から涸れた沢へと進むと間もなく。大きな大岩が見えてくる。 岩の下に「コンニャク岩」と書かれた名札あり。少し離れてみると三本の山と二本の線がありコンニャクに見えないこともない。ガイド本には、オウム岩ともある。鳥のオウムらしいがコンニャクの方が適切と思う。 七洞岳上部に来ると南斜面を巻いていくが、 コンニャク岩と風のテラス中間部辺りでカメラのキャップを落としたことに気づき探しにバックする。下ばかり見ていたので登山道を外してしまった。気が付いたら登山道から20メートルも下にいた。 この辺りは、地形がやや複雑で迷いやすい場所でもある。 現在地は、GPSで確認できたが電子コンパスは正常に動いていない。 方位基準でコンパを校正し方向と角度数を割り出し目的地までの距離を測る。 更に手持ちのコンパスでも確認したら問題はなかったので戻る方向へと歩いた。この間20分ロスした。 七洞岳山頂は、下記参照。 板取谷道の印象 前半は谷筋を歩く。滝は思ったより平凡でした。 コンニャク岩等の大岩は多く見たが奇岩とまでとはいえず感動はなし。 後半は、山腹を淡々と歩く。 風のテラス景観は、今一で休憩の適地といったところ。新しい発見は見当たらなかった。 テープや踏み跡はあるが、奥深い山なので★★程度。 <下り→板取北尾根> P628以降は、道不明瞭で地図読みが必要。 北尾根筋標高500m付近から南尾根へ入るが、直進しやすいので要注意。 南尾根は、踏み跡・テープもなしだが障害物は少ない。最後の下山地も問題はなかった。 板取北尾根道は、展望もなくひたすら地図を見ながら歩くマニュア向★★程度。 |
【駐車地から林道の奥へ】 |
上左、千ケ谷橋の袂に駐車。 上右、林道100mほど先にある分岐。右は板取南コース。直進する。 下左、林道奥に来ると車輌進入禁止らしき紐が張ってある。下右、森林管理者の注意看板。 |
【登山口】 |
左、林道終点。 右、広場の奥に建っている登山口の標識。 七洞岳まで4.4kと書かれている。 |
【板取谷川を渡る】 |
板取谷川を渡り右岸を暫く行くと「板取コース」と書かれた標識に従い上にあがる。 |
【大滝】 |
大滝、高さ10数m位。滝の前に祠あり。 滝ツボへ降りていくには足場が悪くかなり危険なので取りあえずロープを使って降りた。 |
【小滝】 |
小滝も高さ10数m位。 滝は、登山道から撮影した。 |
【涸沢を行く】 |
涸れた沢を登っていく。 広々とした谷間は気持ちが良い。 トウフ形の大岩あり。 |
【コンニャク岩】 |
ガイ゛ト本には、「おおむ岩」とも書いてある。 左の岩を見るとコンニャクのような格好に見える。 |
【七洞岳南斜面上部を巻いていく】 |
上部に来ると、七洞岳の南斜面を横断するように登山道が付けられている。 この辺り広い斜面で上へ行くのか左へ巻いて行くのか登山道がわかりにくい。テープを外さないこと。 |
【落とし物に気づき探しにバックするが、ルート間違う】 |
検証ーカメラのキャップを落としたのでバックして探しに行くが、ルート誤る。この辺は板取コース中最も迷いやすい場所。現在地をGPSで確認(a地点))したら登山道から20mほど下にいた。左画像は、b地点。ロスタイム20分。探し物は見つけた。 |
【小岩がクズレ落ちた斜面】 |
上部の岩が崩壊し小岩となりクズレ落ちているところが数か所あり。 |
【風のテラス】 |
風のテラスとは恰好いい名だ。 ここから板取の集落が見渡せ正面に浅間山が見えるとガイド本にあるがーー 今日は、最高のコンデションにもかかわらず肉眼でも見にくい。 心地よい風が下から吹き上げてくる。これが風りテラスということ。 |
【藤道との分岐】 |
藤道と板取道との分岐。 中央に標識が建っている。木に葉が茂ると鬱蒼としていている場所です。 |
【山頂尾根】 |
山頂尾根を歩きはじめると、間もなく遠から人の声が賑やかに聞こえてきた。 名古屋から来た中高年20数名の団体という。 この先、どちらへ向かうのかと聞くと、 自分はリーダに付いていくだけで知らないとのこと。 |
【七洞岳】 |
快晴の七洞岳山頂は海と山の見える360度の大展望です。 山頂の雰囲気も良い関西百名山の一つ。 昔は、山頂直下に反射板があったが今は何もなくすっきりした。 上右、こんもりした山は、南伊勢町の諾炬羅山(たこらやま)辺りか? |
【本尾根から栃谷山を撮る】 |
栃谷山の美しい山並みの先は熊野灘。海が輝いていた |
【板取北コース】 |
藤コースの標識あり。 この道を歩いて野原道(白滝)へ行ったことがある。藤コースは、七洞トレイルランのコースでもある。 |
【P626付近】 |
P626辺りまで薄い踏み跡とテープはあるがこの先は、不明瞭。 |
【南尾根に入る】 |
この先で南尾根に入る。ここは、直進しやすい地形なので GPSと地図で現在地を確認。 南尾根は、余り人が入っていない。踏み跡やテプはなし。 ヤブの尾根筋は、障害物も少なく歩けた。 |
【下山地点】 |
ヤブ山で一番緊張するのは、下山地手前へ来たときである。 果たしてすんなり降りられるのだろうか。川の渡渉はできるのだろうか。 今日は百点満点でした。 駐車地まで3分のとこへ下山できました。 |